おのれの山道を

感情の行き場がないのでブログを始めることにした

いまさっきまで友達と電話をしていた

その子は最近いつも大学を出たらの話をする

わたしが到底想像出来ないような、手の届かないような話をすごく楽しそうに喋る

わたしは漠然とした大きすぎるその子の夢に、ただ否定もせず、背中を押すこともせず、うんうんと頷いている

その子の本気がどこまでなのかはわたしにも計り知れないし、止める勇気も権利も義務もないけど、友達として心配っていうのはそりゃあって

でも逆に、友達として、その子の夢の先を見てみたいっていうのはあるから、応援に回るべきなのかなとも思っている

止める役は多分別の子がやってくれるだろうとおもう

さっきその子に

「アンタにはでっかい夢とかないの?」

って聞かれたときに、あ、どうしようとおもった

わたしにはでっかい夢がないんだ

夢ってなんだっけ?

周りには夢を追っかけてる人はたくさんいる

歌を諦められなくて仕事辞めてる子も居るし、好きを仕事にしてる子も居てホント尊敬する

ホントにすごいことだ

わたしはずっと小学校の先生になりたいって言ってきたけど、それはずるずる言い続けてるだけのことなのかなっておもうし、それに代わる決定的な何かが無いんだなとおもう

高校のときに一回音響か照明がやりたいって本気で悩んだことがあるけど、それはそれでお母さんに阻まれて断念

阻まれて断念っていうか、結局自分の意志で、断念

いま好きなこと、なんだろう

音楽が好きだけど、作るんじゃなくて受け身でありたい 音楽を作っているひとたちとは関わりをもちたいっていう浅はかな考えはあるけど、わたしはただ楽しんでいたいっていう方が大きい

でも今日はタワレコの店員になれたらどんなに幸せだろうってぼんやり思った

お店回りに来るアーティストの方々とニヤニヤして写真撮ってポップ書いてインスト聴いて、なんだよこの幸せは



あ〜〜タワレコの店員やりたい 



なんて思うけど、まぁこれも浅はかだ


あとは文章を書くのが好きだ

でも小説を書きたいとかそんなんじゃない

週刊誌の堅っ苦しい記事なんかを書きたいんじゃない

でも週刊誌で例えるとコラム欄が書きたい

コラム欄だけ書いてても食っていけないから諦めるけど、何かを書いていたい

何かを書いていたいといえば、わたしは手紙を書くのが好きだ 手紙は書かれるのも好きだ

手紙っていうのは、自分の言葉を自分の字で届けられる素晴らしいものだ

字は人柄だ

決して自分の字を綺麗だとは思わないけど好きって言ってくれる人がいるからわたしは自分の字が嫌いじゃない

わたしの誕生日には長文の手紙が欲しい

すごい長い手紙にわたしへの日頃の愛を綴って欲しい

それのおかげでわたしはまた毎日を楽しく過ごすことが出来るのである

小学校の先生というのは、実に模範的な生き方を要求される生き物である

わたしは夜中まで起きてるし、部屋は汚いし、物は失くすし、言葉は乱暴だし、イヤホン付けながら自転車乗るし、信号無視するし、本当にクソ 自分で言うのもなんだが実に遺憾である

褒められるところと言ったらご飯を残さないことぐらいだ ピーマンとおネギは嫌いだけど

わたしに出来んのかな

わたしはホントにやりたいのかな

サンボマスターのライブで山口さんができっこないをやらなくちゃを歌ってる時、やらなきゃなっておもったのに、わたしはどこまでも優柔不断で嫌になる

でも多分またできっこないをやらなくちゃを聴いたらやらなくちゃなっておもうんだよ単純だから

学級通信をめちゃくちゃ面白くしてやろう

そんな考えだけでいまはいいのかもしれない

だってなんにも取り柄のないわたしが、好きだって思えるのは、文章を書くことだけだもの


友達が言ってた

「おまえはサラッといい人見つけてパッと結婚して幸せになるよ」

そんな予感の何を信じれんだよ 根拠は

根拠をよこせこのクソ

「こんな予感をおまえに対してみんなが抱くんだから、それってすごいことだよ」

ふむふむ

これはすごいことなのかもしれない

わたしはすごいのかもしれない

わたしは幸せになるのかもしれない


わたしの夢を考えてみた

漠然とした大きい夢はないけど、こうなりたいっていう願望

幸せな結婚をしたい

子どもの前髪をジョキジョキ切って可愛い洋服を着せる

ライブは2階の指定席で優雅に観る

車でポルノグラフィティを流す

まぁなんかいろいろあるけど結婚ってなんなんだろうな

最近思うのはすごいなっておもったのは夫婦だけ他人ってことだ

違う場所違う環境で生まれ育った男女が家族になって家庭を作っていくわけだけど、そりゃ価値観もなにもちがうわ 別れるのもそりゃ当たり前

わたしの家は内部分裂はあるけどとりあえず笑って生きれてるから幸せな家庭だなとおもう わたしの自慢だ

わたしは結婚できるのでしょうか神様

重たい扉はわたしには開けられない

ぐるぐると、わたしはまた考えるのでありました



YAMABIKO/NIPPONMO ONNAWO UTAU vol.2 -NakamuraEmi