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そうこうしてる間に大学を卒業しました。

学生最後の2ヶ月は馬鹿みたいに予定を入れて、笑って泣いて風邪ひいて、騒いで悩んで、また笑って。

 

振り返ってみてもわたしの大学生活は総じて人との関わりだった。ありがたい。大好きな友達がたくさんできた。沢山話せた子も、沢山遊べた子も、辛い時期を一緒に乗り越えた子いる。苦手な子もいた。話したいけど話せないまま終わっちゃった子も、挨拶だけの子も。

 

友達が多いようで少ないわたしは、友達が少ないようで多かったみたいだった。

慕ってくれる友達、後輩が沢山いたみたいだ。ブワァっと並んでいる。あの、アレみたいに。サマーウォーズの最後のシーンみたいに。

 

一方通行の好きは伝わらない。自分の好きな人にしても、友達に対しても。

一方通行の好きが嫌で言わない、誘わない、話しかけない。自分が相手に必要とされてるっていう確信が持てない。拒絶されたときが怖い。

 

「おまえはプライドが高いから、そういうこと言うんだ」

まえに言われたことがあるな。結構キた。

たしかに、と思った。わたしプライドが高いんだな。

 

人に言われて自分に気づく。こういうところがあるんだ。こういうところがだめなのか。相手からはこう見えてるのか。そこに気づいてくれる人がいるのか。

 

相手からの評価っていうのは、良くも悪くも自分を見直すきっかけになる。自分がなりたい人間像っていうのにはまるでなれてないけど、なれる気もしないけど、位置を測るには重要だ。

 

わたしは自分にすごく自信があるような人種ではないし、歳をとるにつれてどんどん卑屈に、ネガティヴに、あの人からはこう思われてるんじゃないか、今あの人わたしのことめっちゃだるいと思ったな、とかめちゃくちゃ考えるようになってしまった。

 

大好きな子と一緒にいるけど、向こうがわたしのこと嫌いだったらやだなァって、

「今わたしのことだるいと思った?!!」

「思ってないよ(笑)」

って会話をすることで安心してるんだよ。どうか離れないでいてくれ〜〜〜って思ってるんだよ。

 

仲良しの子と喧嘩して、ごめんねって謝るとき。大好きだから一緒に居たいって伝えるとき。

そういう場面に弱い。泣いちゃう。

 

大好きな人たちがいるってだけで幸せだ。

それに加えてわたしのことを好きだって言ってくれる子たちが居て、遊びに誘ってくれる子たちが居て、寂しいよ、ありがとう、またねって泣いてくれる子たちがいるなんてどういうことだよ。

 

ないものねだりだよ。いつも他人が羨ましいの。あの子可愛いなぁ、お洒落だなぁ、高そうな靴だなぁ、旅行楽しそうだなぁ、彼氏とライブとか楽しそうかよクソ とかね。

色々思うことはあるけど、わたしはわたしでそれなりに充実してんだよな。

もっともっとって、あれもこれもってするのも間違ってはいないと思うけど、まずは今の現状をしっかり受け止めて、ありがたいんだぞ、と。感謝すること、感謝を伝えること。

 

人として腐るな、わたし。

全部ここからだ

 

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